。。。。。。。。。たくさんの人たちの参加。。。。。。。。。。
サザンカの話が続く。。。
撮影はこんな感じで進んでいた。友人たち、知り合いの、またその知り合いの、、と輪が広がって。総して13カ国の人たちが集まったかな。カメラマンはアンドレ ペルチエ(カナダ)編集は映画プロデューサーのクロード ガニオン(カナダ」、制作協力は ユリ ヨシムラガニオン(日本, カナダ)、音は太秦映画村のエンジニア、あとはほとんど素人の人たちばかりだったと思う。京都大学の学生や研究生、フランス語を学ぶ人たち、アフリカに興味のあるグループなど、社会とか差別というテーマに何か感ずる人が多かったね。
主人公役のカメルーン人が結局来れなくて、イロームが演じることになったり、幼い子供が出てくるんだけど、途中で来れなくなったりで、ハプニング続きだったよ。
京大熊野寮前で 撮影当時
妻役のフランス人女性が、女優さんだとばっかり思ってたけど、違うの。知り合いで語学学校のフランス語の先生ときいて、へーえ? イロームが演技の集中指導してたよ。日に日に彼女の顔つきが変わってきてねえ。なんか別人になっていってた。劇中の人物が現実の彼女に移り住んだみたいで。とても不思議な現象ね。はハーン、演劇ってこういうことなのかなあ。出来上がった映画みたら、まるで違和感ない、自然に演じてる。脇役の人たちもみんなそう。
あるシーンで、ひとりの大学生が主人公にこんな質問するの。
『アフリカでは今も人を食べるんですか?』
『!』
主人公は小柄な大学生を鷲掴みで持ち上げ、軽々と投げ飛ばしてしまう。
『こんどそんなこと言ったら、サシミにして食べてやるぞー』
(イロームが丸呑みで暗記した日本語なんだから棒読み。せっかくの迫力が間延びするなあって感じたけど。)
主人公は、すごすご引き下がる学生を見やって、ニヤリと笑みを見せる。
別に本気で怒ってるわけではない。
『しょうがない子供だなあ』ってところだろうね。
さて、そうこうするうち。。。
。。。。。。。。。上映実行委員会ができた。。。。。。。。。。
撮影終わって編集作業に入いる。出来上がったら、当然、上映をしたい。そもそも商業映画の枠組みに入っていない。映画配給のシステムなど無知だった。これは自主作品だから、自主上映の道しかない。
打ち上げ会の記念写真 上映委員会のメンバー
多くの人たちがヴォランテイアで参加して、上映実行委員会ができたの。
ポスターが出来上がった。あちこちに手配して、貼り付けにまわったよ。
寮生の部屋の扉にポスター 熊野寮にて
(続く)
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