2021年1月19日 ワクチンは打つ? (その1)

生活

コートジボアールのコロナ感染状況

2021年2月2日現在、累計感染者26,850人、回復者26,724人,死亡158人(2021年1月24日付 AIPによる)

新型コロナのニュースが入ったのは、去年の2月頃。名前も知らなかった。あれよあれよという間に、世界中が大変なことになっていっ た。

統計によると、コートジボアールでは去年3月27日に感染者が5人とある。政府は世界の動きにならい、国中に緊急事態を発出した。感染者がもっぱら集中すると思われる、アビジャン都市部と地方を隔離するための措置がしかれ、物流は制限され、基幹道路の往来は事実上止められ、学校は閉鎖、生活必需品以外を扱う商店は閉鎖、レストランも閉鎖、社会的距離をもうけ、マスクの着用、外出を控え、ステイホーム、テレワークを奨励する指示が、人々の携帯電話に毎日のように流れた。陸路、海路、空の便も軒並みストップした。私は3月に予定していた日本帰国を断念した。

その後、少ないながらも感染は広がりピークは7月。そのあと8月に入ると次第に収まってきた。11月には大統領選挙が予定されていて、政治家たちは選挙運動に神経と労力を集中するなか、コロナは大方の庶民の感覚では、遠くなっていった。

食事、睡眠に気をつけ、手洗い、マスク、をせっせと心がける毎日。でも、マスクしてマーケットに買い物に行くと、野菜売りのおばさんから、『コロナ? もう終わったよ。暑いよ。そんなマスクはずしなよ、、』とからかわれ、マスクと帽子姿で道路を歩いてると排気ガスもうもうと撒き散らし、すっ飛ばしてくる乗り合いバスの中から、『おーい、なんだよ。中国人が、、』などとヤジが飛んでくる。ぎゅうぎゅう詰めの車内、誰もマスクをしていない。

年があけて、このところ感染が増えている。政府は新たに2月末までの緊急事態を発出、国民にマスク着用などの基本的なルールを守るよう呼びかけ、コントロールを厳しくする、違反者には罰則をもうける、ワクチンの取得を急ぐよう関係者に要請す、と発表(2021年1月21日付けAbidjan.net)

ところで、ワクチンのはなしになると、一般にアフリカの人々は信用しない。そもそも西欧社会から入ってくるモノすべてに、まずは警戒心を抱く。しかも、いまのところコートジボアールは近隣国と比べて、感染者が少ない。どうもピンとこない。村人にとっては、それよりもマラリアが日常の病気で心配事である。目に見えないわからない病気にかからないために、自分の体に、わけのわからない”毒”を入れる、というのは抵抗感がある。

ワクチンというものについて、これまであまり深く考えたことがなかった。そういうものだと思って、アフリカへ入るには黄熱病ワクチンを10年ごとに打ってきた。でも、、、

ハテ? コロナヴィールスのワクチン接種については、世界中から毎日いろいろな情報が入ってくる。いろいろと考えさせられる。

 

 

 

 

 

 

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